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タイル張りとコンクリートの目粗し

コラム

タイルの浮きや剥落に関連する事故、
マンション管理組合さんと施工会社との間で起きる瑕疵修補の紛争は、
後を絶つことのない問題となっています。

施工不良による瑕疵修補を求める管理組合、
大規模地震によって接着力が低下し経年劣化が促進したとする施工業者、
両者の主張は常に平行線です。

タイルの浮き・剥落は界面で起きます

タイルの浮きや剥落は、
界面と呼ぶタイル、モルタル、コンクリートのそれぞれの境目で起こります。

そのメカニズムについては、以前に書いたブログ(2021年10月29日)をご一読ください。

地震、強風または通行する大型車両などから伝わってくる振動、
温度変化による各建材の伸縮度の違いなどによって、
それぞれの界面にせん断力が作用し材料間にズレが生じます。

このズレが接着力を低下させ、
外部応力に対する耐力を減じて浮きや剥落が起こります。


タイル浮き・剥落が生じる界面

せん断力に抵抗するための施工対策=コンクリートの目粗し

せん断力に対する抵抗力を増大させる施工対策として、
コンクリート面の目荒らしとMCR工法があります。
MCR工法は新築時の工法になりますので、
修繕工事においては目粗し工法の一択になります。

タイル張り施工 目粗し

国土交通省発行「公共建築工事標準仕様書 令和4年版」

11章タイル張り、11.2.6施工では、コンリート下地処理の方法の一つとして目荒らし工法のことが書いてあります。
そして、15章左官工事、15.3.4下地処理(4)では目荒らしの工法として高圧水洗処理について書いてあります。


左官工事 目粗し

目粗し面積30% 目粗し深さ5mm程度で十分とする研究論文

目荒らし面積は30%、目粗し深さ5mmでせん断力に対する耐力効果が発揮され、
目粗し面積が増大しても、あるいは目粗し深さが増しても、
より顕著な有効性は発現しなかったと結論づけた研究論文が発表されています。
(令和元年 室蘭工業大学)

面積30%は、
考えている以上に小さな面積に感じます。

施工会社の施工不良を問えるタイル浮き率は・・・

国土交通省や建築学会はタイルの浮き率に関して公表していません。
BELCA(公共社団法人ロングライフビル推進協会)は3%/5年=0.6%/年、
マンション管理業協会は7%/14.5年≒0.48%/年としています。

このタイル浮き率を超えている場合は、
施工会社の施工不良(瑕疵修補)を問える可能性があるかも知れません。

大規模修繕工事の建物調査時に限らず、
タイルの浮き・剥落が多いと思われる場合は、
このタイル浮き率を一つの目安にご活用ください。

東京23区・東京近郊の防水工事、大規模修繕工事のことなら、東京都中央区の東京防水にお問い合わせください。

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