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防水工事 雨が降っていたら防水工事は出来ませんか?

屋上防水

少しの雨であれば降っていても防水工事を行うことができる工法があります。
また、防水工事全体の中で雨が降っていても行うことの出来る作業がありますので、雨だから工事が全く出来ないというわけではありません。

少しの雨なら工事することができるシート防水

シート防水施工完了後の全景


シート防水は防水加工してあるシート材を躯体の上に敷き広めていく工法ですので、水が溜まりにくい霧雨や短い時間の小雨程度であれば工事を行うことは可能です。
本来防水工事は水を嫌いますが、シート下の躯体が少し濡れている程度であれば、そのごく少量の水は水蒸気となって脱気筒から蒸発していきます。しかし躯体の上に水が溜まっているような状態ですと、脱気筒からの蒸発だけでは追いつかなくなり、水蒸気の圧力がシートを押し上げてシートのよじれ、シートの破れ、シートの重ね部の剥がれが発生しますので、躯体表面の状況をよく確認して工事を行う注意が必要です。

雨の日には工事が出来ないウレタン防水などの塗膜防水

ウレタン塗膜防水密着工法 ウレタン1層目

一方、ウレタン防水、アスファルト防水やFRP防水は液体材料を塗り広げて膜を作りその膜で防水する工法で、これらを総称して塗膜防水と言います。塗膜防水は補強や通気などを目的としたシートを敷設しますが、このシート自体には防水性はありません。防水性能はあくまでも防水液体材料を塗り広げることで作ります。
雨の日に施工すると雨水によって液体材料が薄まり品質が悪くなったり、塗り広げた液体材料が流されたり、雨粒痕ができたりして防水層に一定の厚さを確保することができなくなります。
塗膜系の防水工事の場合、健全な防水層を作るためには雨が降っていない日に行うことが原則となります。

雨の日には出来ない作業

雨水が防水層の上を自然にスムーズに流れていくために、セメントモルタルや樹脂モルタルで勾配を作り直したり、躯体のクラックを直したり、コンクリート下地を修理調整したりといった作業は行うことが出来ません。
防水材料と同じ理由で、モルタルや樹脂材料が固まる前に雨で流されてしまうからです。

樹脂モルタルで水勾配確保のための下地処理

雨の日にでも出来る作業

防水工事を始める前に現在の防水層やコンクリート躯体表面を圧力の高い水を噴射して汚れを落とす作業を高圧洗浄と言いますが、この作業は雨の日であってもできます。
その他、防水工事を行うために障害となる物を移動したり、工事の影響を受けないように建物や移動できないものを養生する作業も雨の日に行うことが出来る作業です。翌日以降の天気予報を見ながら少しでも工期が短くなるよう工夫を行っています。

高圧洗浄作業
高圧洗浄

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