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雨漏り・漏水の止水工事 ハイドログラウト工法

止水工事

ハイドログラウト工法とは

ハイドログラウトはコンクリート構造物の雨漏り、
漏水箇所に限り使うことが出来る止水工法です。

ビルやマンションなどの屋上、排水管廻り、
地下駐車場などの止水工事に使用できます。

ハイドログラウト工法はどういう場所、どういう状況で使うことが出来るのか

室内で原因不明の雨漏り、漏水を応急的に止水したいとき、
限られた特定の場所で水漏れを回避したいときなどに用います。

根本的な水漏れ、漏水の原因を解決しないと
他の場所から水漏れが起こったり、
構造に甚大な影響を与えることがあります。

あくまでも応急的な処置ですので、
必ず根本的な水漏れの原因を解決しましょう。

ハイドログラウトの止水の原理は?

ハイドログラウト止水剤は湿気や水とよく反応(加水反応)し、
独立した発泡型の半硬質固結体を形成します。


この加水反応型の発砲ウレタン系注入剤を水の通り道の途中に注入し、
水の通り道を発泡ウレタンで塞ぐことで止水する仕組みです。

一液型疎水性タイプと一液型親水性タイプがあり、
両タイプとも注入作業性が良好な上に、
コンクリート等によるアルカリ劣化が少ないので耐久性に優れています。

ハイドログラウトは
安全基準を満たした止水剤です

ハイドログラウトは安全基準を満たした止水剤です。
有害な特定化学物質、重金属類を一切含有せず無溶剤系であるため、
安全性に優れています。


公的機関である財団法人食品分析センターが、
水道施設の技術的基準を定める省令:平成12年厚生省令第15号
第1条第17号ハの規定に基づく、
資機材等の材質に関する試験:平成12年厚生省告示45号
による浸出試験を実施し、
水道施設において使用することは、
まったく問題ないという試験結果を得ています。

ハイドログラウト工法の工事手順

1.漏水している箇所の目地、クラックを目視確認し、
  補修モルタルや化粧モルタルなどはハツリ落します。

2.ハイドログラウト剤を注入するための穴をあける位置(削孔位置)を
  マーキングします。

3.マーキング位置は、ドリルがコンクリート壁厚さの1/2以内の深さの所で
  水の通り道に達する位置で、
  かつクラック等に悪影響を与えない場所となります。
  豊富な経験と正確な技術が必要です。

4.削穴内を清掃し、注入ピンを取り付けます。

5.注入ピンに高圧注入ポンプを接続し、
  ハイドログラウト剤と水を規定の割合を保ち、
  圧力を管理・調整しながら注入していきます。

6.ホース、バルブ、漏水箇所(クラックなど)から
  注入剤が漏出していることを確認します。

7.漏水個所からの注入剤漏出を確認した後、
  少し時間をおいてから、
  再度、注入剤を注入します。
  これは注入剤を注入ピンより奥側に
  ハイドログラウト剤を注入するためです。

8.全穴の注入が完了した後、漏水の有無を確認します。
  漏水が確認された場合は再度注入作業を行います。

9.漏水が無くなったことが確認できたら、
  注入ピンを折れ線より折り、注入穴に急結セメントを充填します。

10.漏水個所(クラックなど)から漏出した
   注入剤のケレン(平滑処理)を行います。

11.全行程終了後、漏水が確認された場合は、
   再度、手順2から繰り返します。

音や振動は?

注入ピンを取り付ける穴はドリルを使用し、
直径1cm、深さ10cm前後の穴を削孔します。

個人差がありますので断言はできませんが、
音や振動に関してはほとんど気にならない程度です。

コンセントや照明器具など電気設備近くの水漏れは漏電・感電が心配です。
是非ともこの箇所の水漏れだけは止めたいなど、
応急処置の止水にハイドログラウト工法は、とても便利な止水方法です。

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ブログ執筆者:一級建築士 佐藤

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