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アスファルト防水の保護コンクリート

20世紀の屋上防水の主流はアスファルト防水の熱工法でした。

アスファルトは粘着性が強いため、
アスファルト防水の上を歩行することは困難です。

さらに防耐火性能を高めるため、
アスファルト防水の上に保護コンクリートを施工します。
(押えコンクリートとも言います)

先日、現地調査した建物は鉄筋コンクリート造の個人邸で、
屋上防水はアスファルト防水保護コンクリート仕様でした。


オーナー様はコンクリートの劣化が進み、
所々に雑草が生えた現状を嘆いておりました。

が、廻りの建物の防水よりも素晴らしい工法であること、
防水層の劣化は少ないと推測できることをご説明し、
ご安心ご納得されていました。

保護コンクリートは、基本的に、
防水層を保護し劣化を遅らせてくれる効果もあります。



一級建築士 佐藤静

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