コンクリートひび割れ
コンクリートのひび割れは、
セメントと水が化学反応し、
水和熱を発生させる限り無くなることはありません。
コンクリートのひび割れ表面を化粧したり、
薬液を注入することでひび割れを防ぐことは可能です。
一方で、ひび割れの全てが、
鉄筋コンクリートの構造耐力に影響を与えるとは限りません。
鉄筋コンクリートの部材性能に影響を及ぼすひび割れ幅は、
一般的に0.3mmを超えたあたりとコンクリート工業会などが評価しています。
ひび割れを補修しないで放置しておくと、
長期的に影響を及ぼすひび割れ幅です。
早期に適切な補修・修繕を行えば問題のないひび割れです。
一級建築士、コンクリート診断士 佐藤静