鉄筋コンクリート 壁構造
鉄筋コンクリート(RC)建物の構造形式は、
柱と梁を主要構造体とするラーメン構造が主です。
一方、柱と梁を無くし、
コンクリートの壁と床を主要構造体とする壁構造があります。
1980年代から1990年代後半にかけ、
住宅・都市整備公団(現在のUR都市機構)は、
このRC壁構造で多くのマンションを建ててきました。
RC壁構造のメリットは、
・比較的地震力に強いこと
・施工しやすいこと
・工期を短くすることが可能なこと
・柱や梁が無いのでスッキリと広い部屋になる
です。
一方デメリットとしては、
・構造壁の適切な配置が必要なため間取りに制約がでる
・将来、構造壁を壊すことができないので間取り変更が困難
があります。
一級建築士 佐藤静