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シーリング工事 構造シール

大型商業ビルや公共建築物の外観で、
ガラスを連続的に張り合わせた建物(ガラスファサード)を、
ご覧になった経験を多くの方がお持ちと推察します。

このガラスジョイント(接合部)に使うシーリング材が構造シールです。

ガラスファサードの作り方(構法)は2通りあり、
一つはガラスリブタイプ、もう一つは金属マリオンタイプになります。


いずれの構法も、

・風圧力に対する耐力、接着力
・地震時の層間変位に追従する耐力と弾性

は必須です。

フェイスガラスとリブガラスのジョイント部は、
構造シールの接着強度に依存していますので、
構造シールの選択や施工には細心の注意が必要になります。

また構造シールは他のシーリング材と同様、
紫外線によって劣化しますので定期的な打替えが必要です。

構造シールに不具合が生じますと、
耐風圧性能や水密性能が著しく低下します。
建物の性格上、計画的なメンテナンスは欠かすことはできません。

一級建築士 佐藤静

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