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外壁タイルの浮き修繕方法その2 ウレタン樹脂被覆工法

コラム


ウレタン樹脂被覆工法とはどういった工法ですか?

浮いたタイルを特殊アンカーピンで躯体に固定し、
かつタイル面を塗膜強度の高いウレタン樹脂で被覆して、
タイルの剥落を防止する工法です。

浮いたタイルを一枚毎に補修するのではなく、
ある程度の範囲のタイルを面で支え剥落を防止します。

ウレタン樹脂は透明度が高いので、
タイル意匠はそのままで剥落防止対策が可能な工法です。

繊維ネットを使う工法とは何が違うのでしょうか?

従来より、アンカーピン+繊維ネットとウレタン樹脂を組み合わ、
タイルの剥落を防止する工法があります。

繊維ネットを組み合わせることで、
タイル表面に特殊ポリマーセメントモルタルを塗ることが可能な工法です。

単なるタイル剥落防止のための補修だけでなく、
タイル外壁からモルタル外壁にデザインを変える工法でもあります。

外壁の色変更だけでなく、
外壁の肌仕上りデザインを変えることも可能な工法が
繊維ネットを併用する工法だとお考え下さい。

繊維ネットがなくても
タイル剥落の心配はありません
UR都市機構の要求性能に合格しています

東京防水は、ダイフレックス社の「エバーガードSG」を採用しています。
各種安全データはUR都市機構の外壁複合補修工法の
要求性能試験の全てに合格している製品です。

一般財団法人 ベターリビング
技術審査証明:BL 審査証明-056

ベターリビングの技術審査とは、
申請技術の目標が達成されていることを客観的に「審査」し、
審査結果に基づき「技術審査証明書」の発行がなされます。

試験データが虚偽では無く、正しいデータであることの証明となります。

審査証明書に記載されている技術の概要

コンクリート躯体を下地とする建築物の既存タイル張り仕上げ層に対して、

・アンカーピン:ステンレス鋼SUS304 製
・プライマー:2 成分形アクリルシリコーン樹脂
・主材:高強度1 成分形透明ウレタン樹脂
・上塗材:2 成分形アクリルシリコーン樹脂トップコート

で一体化した樹脂皮膜を形成して剥落を防止する工法

施工には主としてローラー刷毛を用い、
補強ネットを用いない為に施工が簡便で省人化・工期短縮が図れる。
また、透明樹脂を用いることで、既存のタイルデザインは変わることが無い。

ベターリビングの審査証明URL

http://chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.cbl.or.jp/tbtl/gijutsu/file/gaiyou056.pdf

エバーガードSG 工法の概要


タイルの浮きが0.5㎡以上の時は、
1平米あたり4本のアンカーピンを打つか、
あるいはアンカーピニングエポキシ樹脂工法を実施した後、
EGプライマーTを塗布しエバーガードSGを塗り重ねます。

なお、タイルの浮きが0.5㎡以下の時は、
原則アンカーピンは打たなくて大丈夫です。

工事手順

1.アンカー打ち込み用の穴の穿孔

  アンカーは1平米あたり4本を標準とします


2.アンカー打ち込み

  ステンレスSUS304製ダブルロックアンカーを打ち込みます


3.EGプライマーTを塗布

  アクリルシリコン樹脂プライマ―を
  1平米あたり0.12kgを標準として塗布します

4.エバーガードSG 1層目塗布

  特殊1成分型ウレタン樹脂を
  1平米あたり0.3kgを標準として塗布します

5.エバーガードSG 2層目塗布

  1層目が乾燥したら、1層目と同量のエバーガードSGを塗布します

6.エバーガードSG 3層目塗布

  2層目が乾燥したら、1層目と同量のエバーガードSGを塗布します

7.EGトップSG 1層目塗布

  アクリルシリコン樹脂トップ剤を
  1平米あたり0.1kgを標準として塗布します

8.EGトップSG 2層目塗布

  1層目が乾燥したら、1層目と同量のEGトップSGを塗布します


東京の大規模修繕工事、防水工事、外装改修工事は、千代田区西神田の東京防水にお任せください

コラム作成者:一級建築士 佐藤静

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TEL 0120-276-730

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