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大規模修繕と屋上防水は、工事を行う時期が違っても問題ありませんか?

コラム

屋上防水の見積をご依頼くださった賃貸マンションのオーナーからのご質問です。

 

管理会社の担当者が、
「大規模修繕工事と屋上防水工事は同時期に行ったほうが、結果として工事費は安くなりますよ」
と勧めてくるので他社の意見も聞き見積金額も比べたいと当社に連絡をくれたとのことでした。

 

 

A:工事時期が違っても大丈夫です

 

防水材メーカーが組織する団体協会内のワーキンググループが研究した結果、
屋上防水が劣化する時期(耐用年数)は概ね15年と公表しています。

また国土交通省は、防水工事を含め大規模修繕工事のほとんどの工事の実施時期を12年~15年としています。

多くの管理会社や工事業者はこれらのことを根拠として同時期に工事を実施するよう勧めているようです。
大規模修繕工事は工事金額が高額になり、さらに日常生活に不快、不便などの影響を及ぼす工事です。
それぞれの劣化状況を良く観察し、適切な実施時期のアドバイスを受けて計画的に実施することが肝要です。
屋上防水と一緒に工事を行わないことで生じる悪影響は、工事費の高い安いを含め、ほとんどありません。

 

 

国土交通省:長期修繕計画ガイドライン

 

 

国土交通省 大規模修繕工事サイクル

 

 

建物に与える自然条件や物理条件が違うと劣化の進み具合が違います

 

屋上や外壁などが劣化する速度は建物毎で違ってくるのは当然のことです。

・鉄骨造、コンクリート造、木造による違い
・直射日光の当たり具合
・海岸からの距離
・積雪の頻度
・年間及び一日の温度変化の大きさ
・強風の発生の頻度、当たり具合
・高速道路や幹線道路からの大型車両による振動の大きさ
・地震発生の頻度、最大震度、揺れの大きさ

などは劣化の進行速度に大きな影響を与える要因になります。

影響が少なければ劣化は遅く、過酷な環境下では劣化は早まります。

 

 

外部足場費用は高いので出来るだけ一緒に工事した方が良いと聞きますが・・・

 

外部足場を必要とする工事は一緒に行うことは理に適っています。
劣化の状況に多少の差があっても、外部足場を必要とする工事は同時期に実施した方が安上がりです。

劣化している箇所・部分が少ないからと数種類の工事を数年先に延ばすことは、

・外部足場費用が2重に掛る
・工事期間中の不快で不便な生活を2度経験しなければならない

ことになり賢明な選択とは言えません。

外部足場を必要とする工事を纏めて同じ時期に行うことは、
金銭面でも健康な生活を過ごすためにもお勧めいたします。

 

 

屋上防水は外部足場を必要としないのですか?

 

屋上防水工事単独であれば必ずしも外部足場を必要するものではありません。
屋上に防水材料を運ぶ手段や人が屋上に登る手段が他に存在するのであれば外部足場は不要です。

屋上に達するエレベータや階段がない場合は、
屋上に昇降が可能となる部分的な足場を設置します。
この昇降用足場は通常の足場費用に比べ非常に安価に設置できます。

 

 

錆が目立つ手摺などの鉄部塗装も大規模修繕工事まで待った方が良いですか?

 

外部足場を必要としない手摺の塗装は屋上防水工事実施時に行うことは可能です。
屋上、塔屋、外部廊下、階段などの手摺は錆の発生が早い場所です。
鉄製手摺は強風による砂塵の衝撃、酸性雨などの影響で他の場所よりも早く錆が発生します。

外部足場が無くても建物内側から塗装することができますので、
傷みや劣化が著しい箇所は、屋上防水工事の実施時に行うことが望ましいでしょう。

 

 

東京の大規模修繕工事、防水工事、外装改修工事は
千代田区西神田の東京防水にお任せください

 

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コラム執筆者:一級建築士 佐藤静

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