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大規模修繕工事　費用

2023.06.07

外壁改修工事

工事費用の構成

工事費用は、材料費や施工費（職人等の手間代）の直接工事費と、
仮設費、安全対策費や経費（利益）などの間接工事費の合計金額です。

１．直接工事費

大規模修繕工事の直接工事費は
建物規模や工事内容によって構成が変わります。

（1）タイル外壁修繕（タイル張替、目地シールなど）
（2）コンクリート外壁修繕（ひび割れ補修、欠損断面修復など）
（3）屋上防水改修
（4）バルコニー防水改修
（5）外部階段・外部廊下の改修（床防水、長尺シート張りなど）
（6）外壁塗装
（7）鉄部塗装

などが代表的な（直接）工事内容です。

２．間接工事費（直接工事費以外の費用）

上の①～⑦の直接工事費のほかに、
工事を進めるために必要となる費用があり、
それの費用を間接工事費と言います。

①外部足場
②安全対策費
③養生費
④交通費
➄通信費
⑥発生材処分費
⑦現場経費
⑧一般経費
➈（大きな現場では）現場事務所費、水道光熱費、検査・試験費

などが間接工事費になります。

（１）外部仮設足場

外部足場費用は建物の規模によりますが、
外壁面積1平米あたり1,300円～2,000円が最も多い価格帯です。

車両交通量、通行人量、施工の難易度、足場材の運搬難易度などにより、
価格は変動いたします。

（２）外部仮設足場以外の間接工事費

・安全対策費

住人の皆様は当然のこと通行人の安全誘導のための誘導員、
安全を保つために必要な資材・器具の費用です。

・養生費

大切な建物を傷つけない為に、
プラスチック製や防水性の高い素材で内壁や床を覆います。

・発生材処分費

建物から撤去した古い材料、
工事を行うことで発生する空容器や残材料などを、
産業廃棄物として処理するための費用です。

・現場経費

作業を管理監督する現場管理者の報酬です。
現場管理者の社会保険料、法定福利費、交通費などを、
当項目で計上する会社もあります。

・一般管理費

会社が大きくなると、
間接部門（事務職や営業職）の人数が多くなります。

また事務所などの固定資産維持費用も嵩みますので、
一般管理費は高くなる傾向にあります。

３．東京防水の現場管理費と一般管理費

東京防水は一級建築士をはじめとした国家資格を保有している
10名程度の管理技術者（監督社員）と数名の事務職、
70名前後の専属職人によって自社直接施工を行っている会社です。

現場管理費や一般管理費は、
大きな会社さんよりもずっと安くすることが出来ます。

だから工事費はお手頃で適正な価格でご提供することができています。

弊社の現場管理費は、
見回り巡回の現場監督の報酬と駐車場代だけという現場もございます。

４．実績に基づく工事費目安

工事する建物の規模・形状、
工事施工の難易度による直接工事費は変動します。

また隣地建物との離隔距離、近隣の住環境、
交通量、通行人量などによって、
外部仮設足場、安全対策費、養生費などの
間接工事費が嵩むこともあります。

標準的な条件下で施工する場合の、
建物規模別の弊社過去事例をご紹介いたします。

（１）地上11階建て総戸数50戸のマンション
　　　総工事費2180万円（税別）

　主な工事内容：1.防水工事：屋上防水
　　　　　　　　　　　　　　バルコニー防水
　　　　　　　　　　　　　　外部階段・廊下排水溝の防水
　　　　　　　　2.シーリング工事：タイル外壁伸縮目地シール打ち替え
　　　　　　　　3.タイル工事：外壁タイル一部張替え
　　　　　　　　4.塗装工事：外壁塗装（タイルとコンクリート躯体）
　　　　　　　　　　　　　　外部鉄部塗装

（２）地上3階建て床面積180㎡の商業ビル
　　　総工事費640万円（税別）

　主な工事内容：1.防水工事：屋上防水
　　　　　　　　　　　　　　ルーフバルコニー防水、屋上笠木全交換、
　　　　　　　　2.外壁改修工事：タイル外壁エフ・ネットタイル工法
　　　　　　　　　　　　　　　（ネット張りによる補強＋塗装）
　　　　　　　　　　　　　　　　モルタル外壁エフ・ネットRE工法
　　　　　　　　　　　　　　　（ネット張りによる補強＋塗装）
　　　　　　　　3.板金工事：屋上笠木全交換
　　　　　　　　　　　　　　屋上手摺交換
　　　　　　　　　　　　　　ルーフバルコニー手摺交換