屋上防水のメンテナンス
防水層を良好に維持するコツ
1.定期的にドレインを清掃しましょう
目安は年2回以上
飛来した砂塵や枯葉がドレインに詰まって
屋上がプール状になることがあります。
この状態を放置しておくと防水層の劣化を促進させます。

点検は梅雨前の6月と枯葉が飛来する11月ごろに行い、
砂塵や枯葉が確認された場合は、
それらを取り除き雨水が流れやすい環境に整えます。
建物の周辺に公園や田畑がある場合は飛来物が多量になる為、
周辺環境に合わせて清掃回数を増やします。
台風や強風時は飛来物が多くなりドレインが詰まることが多くなります。
飛来物によって防水層が傷つく場合もありますので、
台風、強風が吹いた後はドレインの清掃に加えて
防水層全体の点検もお願いします。
2.定期的に防水層の状態を確認しましょう
目安は年1回以上
防水層の定期点検は人間の定期健康検査と同じです。
定期的に健康状態を確認し、早期発見、早期治療で
経済的に防水層を維持することが出来ます。
定期的な清掃、点検時のポイントをお確かめください。
1.防水層に破断はありませんか
2.防水層の端末が剥がれていませんか
3.防水層に膨れはありませんか
4.シーリングの口開き、剥がれが生じていませんか
5.トップコートが剥げ始めていませんか

3.防水層の劣化進行症状と劣化度
劣化度1・・・トップコートの白亜化
紫外線によりトップコートの表面が白くなってくることを白亜化と言います。
白亜化自体は防水層に大きな影響を及ぼすものではありませんが、
放置するとトップコートに亀裂が生じはじめウレタン塗膜に影響が出始めます。
トップコートの塗り替えで防水層を健全に維持できる
最も経済的に改修できる時期です。
劣化度2・・・トップコートに微細な亀裂が発生
防水層に亀裂が生じ始めると劣化が急速に進行するシグナルです。
この段階でのメンテナンスは、トップコート亀裂以外に不良部が無ければ
トップコートの塗り替えだけで経済的に防水層を維持できます。
劣化度3・・・トップコートの摩耗とウレタン防水層の露出
トップコートの亀裂幅大きくなりまたは亀裂数が顕著となって、
トップコートが摩耗しウレタン防水層が露出してくると
トップコート塗り替えのみでの改修としては最終時期になります。

劣化度4・・・トップコートが消失し
クレーター状のウレタン防水層が発現
ウレタン防水層が露出し防水層の機能が損なわれる時期です。
るウレタン防水の塗り重ね改修が行える段階で、
さらに劣化が進むとウレタンの塗り重ねだけでは難しくなります。

劣化度5・・・ウレタン防水層が消失し、通気緩衝シートが露出
この症状が防水層のあちこちで散見されはじめると
ウレタン防水層の塗り重ね改修が不可能となります。
機械的固定方法あるいは既存防水層を撤去して
あらたな防水層の形成が必要となり、
経済的に防水層を維持できない状況になります。
