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屋上防水の種類、それぞれの特徴と工事費用の目安

屋上防水

屋上防水に剥がれや傷、破れた箇所を見つけたとき、
雨漏りしていないかが心配になります。

そうした場合、新築時の建設業者に連絡したり、
自ら探した防水工事業者などに調査と見積を依頼するのが一般的です。

しかしながら、各社から提出された見積書内容はバラバラで、
どの会社の提案内容が適正で、信頼できる見積金額か判断が難しいものです。

自分の建物に適した防水の種類・工法は何か、
種類・工法別の適正価格(相場)はどのくらいか、
代表的なものを簡単にご説明いたします。

防水工事の種類と特徴

代表的な防水種類は、

・ウレタン防水

・シート防水

・アスファルト防水

・FRP防水

です。

改修工事でよく使われる、
・ウレタン防水

・塩ビシート防水

・アスファルト防水

の長所、短所をご説明します。

1.ウレタン防水

ウレタン防水はウレタン液を2回~3回塗布し防水層を形成します。

長所

・どんな下地にも施工が可能
 ただし下地の状態が悪いと防水層に悪影響が出る→下地補修が必要

・どんな形状の場所でも施工が可能

・継ぎ目の無い一体型の防水層を形成


短所

・職人による品質差が出やすい
 →品質の高い防水層を作るには職人の高い技術が重要

ウレタン防水

2.シート防水

シート防水は一般的に120cm幅のシートを張り合わせて防水層を形成します。

長所

・防水シートは工場で生産された既製品
 →安定した品質の防水層の形成が容易

・施工は比較的容易


・下地が少し悪い場所でも施工が可能


・大面積を短期間で施工可能


短所

・シートを相互にしっかり接着する必要があり、
 複雑な形状の場所には向かない


・シート内の可塑成分が気化しやすい
 →シートが固くなり切れたり割れたりが多い

・シートが強風で捲れたり拠れたりすることがある

3.アスファルト防水

アスファルトフェルトとアスファルトを
熱処理しながらを塗り重ねて形成する防水です。

施工時に臭いと熱の発生がありますので、
マンション屋上の改修工事には向かない工法です。


最近は、アスファルトを含浸させた粘着シートを張り重ねる、
臭いと熱の少ない冷工法も開発されています。

防水工事の費用目安(相場)


屋上の形状、広さ、作業性の難易度、
現在の防水層の劣化度、建物建築時の施工精度などにより価格は変動します。

新築後10年~15年の屋上防水の改修工事を行うと想定し、
建物精度、作業性などの諸条件をも中位とすると建物の場合、
シート防水、ウレタン防水ともに、
1㎡あたり6,000円~9,000円程度が目安費用です。

防水工事の種類選択のポイント

1.将来も見据えて防水種類を選びましょう


防水改修工事の後、30年以上にわたり建物を使い続けるのであれば、
防水工事は2回、3回と改修を重ねることになります。

しかし、シート防水やアスファルト防水の場合、
同じ種類の防水を重ねることが出来るのは1回です。

次の改修時には、古い防水材(シート)は撤去しなければなりません。

古いシートなどの撤去費用と処分費用は、
防水工事と同等以上の費用負担になりかねない時代です。

2.防水下地にあった種類工法を選びましょう

防水工事の種類・工法は、
現在の防水種類や劣化状況、
建築基準法に違反しないものを適切に選ぶことが大切です。

3.防水工事の周期


防水の耐用年数は、
どの種類でも一般的に15年程度です。

気温が低い場所、
降積雪地、
海岸の近くなど、
自然条件や建物の使用状況によって防水の劣化進行度は違ってきます。

防水材料のメーカー保証、
建設会社の施工保証は10年です。

東京の大規模修繕工事、防水工事、外装修繕工事は千代田区西神田の東京防水にお任せください。

コラム執筆者:一級建築士 佐藤静

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