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大規模修繕工事の工事中・工事後のトラブルを避けるには・・・

大規模修繕

大規模修繕工事は工事金額が高額になり、
工事期間も長くなることが多い工事です。

高額な大規模修繕工事を行ったにも拘わらず、
建設会社との間でトラブルが起こっては後味が良くありません。

事前準備が十分でなかったり、
お客様と工事会社の認識が異なっていたことが
原因でトラブルに発展することがあります。

信頼できる建設会社とは・・・

複数の建設会社に建物調査や見積を依頼するのは当然です。
工事を依頼する建設会社を選ぶ際、
調査報告書内容や見積書内容から信頼できる建設会社か否かを
見極めるポイントをいくつかご紹介します。

1.現地調査に来たのは、
  技術者や有資格者でしたか

現地調査に来たのは、
写真や動画を数多く撮って帰っただけではありませんでしたか?

技術者や有資格者ではない方が調査を行う建設会社さんがあります。
現地調査は劣化状況を把握し劣化原因の分析・評価を行い、
修繕の方法や使用材料を決める大変重要なものです。

現地調査を行うのは技術者あるいは有資格者が望ましく、
さらに経験が豊富で知見の高い者のほうが
より安心できることは言うまでもありません。

技術者や有資格者の多くは、
自らが判断した工法や材料に責任を持ってお客様にお薦めします。

2.調査報告書、見積書は細かすぎず荒すぎず、
  わかりやすいですか

情報をなんでもかんでも盛り込むことが良い調査報告書
だと考えている会社さんも多くあります。

情報量が多いのが良いのではなく、
吟味した質の高い情報をわかりやすく知らせてくれることが重要です。


①一つの劣化・不具合箇所の写真は、
 遠景と近景の2枚が的確な角度、明るさで撮影され、
 すべての報告内容が同じ形式で記載されていますか。

②見積書に記載されている工事内容と
 調査報告書の写真を容易に対比させることができますか。


➂見積書の工種毎に数量が記載されていて、
 多すぎたりず少なすぎたりはありませんか。

④見積金額の工種毎の単価は安過ぎず高過ぎではありませんか。

数量や工事単価は複数の見積書を比較したり、
インターネットで簡単に調べることができますので、
一覧表に整理すると適正な数量、価格が何となく見えてくるものです。

調査報告書や工事見積書はわかりやすく工夫が為されている会社さんは、
手間暇を惜しまない信頼できる会社さんです。

調査報告書(例)
見積書表紙(例) 本例は建設業許可番号と一級建築士事務所登録番号が確認できます

3.インターネットに書いてある
  口コミ・評判は鵜呑みせず参考程度に!

インターネットで商品を購入した経験をお持ちの方、
「口コミや評判が良かったので・・・、でも残念でした。」
という経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。

鵜呑みは危険ですので何事も参考程度に為さるのが適当だと思います。

大規模修繕工事は高額な工事になりますのでので、
後悔なさらないためにも十分に時間を掛け、
多くの意見を聞いて決められることをお薦めします。

追加工事を発生させないためには・・

取得した見積書の中で最も金額が安かった建設会社に工事をお願いしたところ、
ここもあそこも追加工事が必要だと言われ、
最終的には見積金額が高かった建設会社よりも
工事金額が高くなったというお話を聞くことがあります。

なぜそんなことが起きるのでしょうか。

外壁のひび割れやタイルの修繕工事などは、
外部足場が設置されてからでないと劣化度や不具合の状況を
直接確認できない箇所があります。

地上や外部階段からの調査だけでは確実性に欠けることは当然のことですが、
他箇所の状況をみてある程度の推測は可能です。

劣化の可能性や推測を示唆していない報告書や見積書は
ご注意なさったほうが良いかも知れません。

見積金額の高い安いだけで判断することなく
他社の報告書と見積書もよく読んで、
疑問点が生じた場合は遠慮なく質問することをお薦めします。

見積書内訳(例)

事前準備を怠りなく行っても追加工事が発生することはあります。
建設会社が提案してきた工事は今回の工事で本当に必要なことなのか、
工事方法や使用材料は過剰ではないか、
コストダウンを行う方法がないかなど建設会社に説明を求め、
資料の提供を受けて納得してから追加工事を行うようにしましょう。

追加工事金額が高額な場合、納得できる説明が無い場合などは、
第三者に相談されアドバイスを受けることをお薦めします。

東京防水でもご対応可能な場合がありますので、
ご遠慮なくお問い合わせください。

仕上がりがイメージと違う・・

出来上がりの感触やイメージは、デジタル画像、材料のカットサンプル、
見本塗りなどで施工前に確認することができます。
遠慮なく工事会社に依頼しましょう。

色を決める場合は、蛍光灯の下で確認すると実際の仕上りと異なって
見えますので、日光の当たる場所でかつ実際に使用・施工する場所で
確認することをお薦めします。

重要な場所の工事は試験施工を行いましょう

工事で使用する材料や工法を使い、
試しの施工を行って仕上りやイメージを確認する「試験施工」
を行う場合があります。

クラック処理や塗装工事の場合は、
建物の外観イメージを左右する工事になりますので、
実際の施工方法、質感や色味、仕上り状態を確認することで、
工事完了後、思っていたイメージと違うという事態を避けることができます。

試験施工の規模が大きい場合は別途有料となることがありますが、
東京防水はお客様と我々建設会社の双方にとって
トラブルを避けることができる有益な方法だと考えて積極的に取入れています。

既に生産中止になっている外壁タイルは・・・

外壁にタイルを使用している場合、
建設した当時のタイルが既に生産終了となっている場合が多々あります。

タイルの張替えが必要な個所のタイル調達をどのようにするか、
見積りを依頼する前に決めておくと後々のトラブルの心配は無くなります。

①現在流通している市販品の近似色タイルを使う
②目立たない場所のタイルを剥がして使う
➂色や質感を似せたタイルを新たに注文生産する

などその調達方法によって工事金額は大きく変わります。

大きな建物やランドマークになっている建物の場合は、
仕上がりイメージやタイル色むらを避けるために
近似タイルを新たに作ったこともあります。

指定が無い場合、通常、現在の流通市販品の中から近似色タイルを選び
見積書を作成します。
色、柄、質感を変えたくない場合は見積り依頼時に、
お客様の意向を建設会社にしっかり伝えるようにしましょう。

東京23区・東京近郊の防水工事、大規模修繕工事のことなら東京都中央区の東京防水にお問い合わせください。

東京防水ホームページhttps://tokyobousui.com/

ブログ執筆者:一級建築士 佐藤

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