大規模修繕工事 塗装工事のSOPはどういう意味ですか?
SOPは合成樹脂調合ぺイントのことで、
Synthetic resin Oil Paintの頭文字を取った略記号です。
国土交通省が発行している「公共建築工事標準仕様書」、
建築学会発刊の「建築工事標準仕様書JASS18」では、
木部や鉄鋼面の塗装に用いる塗料として
施工方法などを規定しています。
合成樹脂塗料のアクリル塗料よりも耐用年数が短く、
2~5年に1度の塗替えが必要とされる塗料です。
ただ塗装しやすい塗料のため、
DIYショップでは最も良く見かける塗料です。
合成樹脂調合ペイント
アルキド樹脂(フタル酸樹脂)65%に、
油成分35%を混ぜ合わせたワニスと、
着色顔料を混ぜて作ります。
(ワニス=ニスのような透明な樹脂)
合成樹脂塗料とは違います
合成樹脂調合ペイントと、合成樹脂塗料は異なります。
合成樹脂調合ペイントはワニスと着色顔料から出来ています。
一方、合成樹脂塗料は、
アクリル、ウレタン、シリコンなどの
化学的に生成された高分子化合物=合成樹脂
と顔料が主成分です。
しかし塗料メーカーの多くは、
合成樹脂を含んだ塗料全般を、
広く合成樹脂塗料と呼ぶことから、
両者の違いを正確に認識するのは難しいです。
国土交通省
公共建築工事標準仕様書では・・・
塗料などはJISの規格番号で分類されていて、。
合成樹脂調合ペイントは、JIS K 5516
一般的呼称であるウレタン、シリコン、フッ素塗料は、
「建築用高耐候性上塗り塗料」
という分類(規格名称)となり、
規格番号はJIS K 5658 です。
その中で、
1級=フッ素
2級=シリコン
3級=ウレタン
と等級分けされています。
合成樹脂調合ペイントの特徴
(1)低価格、安価
最近は合成樹脂塗料も手頃な価格になってきましたので、
安価なメリットが徐々に薄まりつつあります。
(2)塗りやすい
ですので、DIYや汎用的な工事現場に向いています。
(3)耐候性が低い
一般的にはアクリル樹脂塗料よりも短い、
3年~5年程度の耐候性です。
性能に優れた様々な塗料が出てきていますので、
塗料の中でも低レベルな部類に属すようになりました。
(4)乾燥時間が長く乾きにくい
油性塗料よりは乾きやすいのですが、
一般的な合成樹脂塗料の8時間よりは長く、
16時間程度が乾燥時間の目安になります。
(5)アルカリ性に弱い
コンクリートには向かない塗料です。
コンクリートのアルカリ成分が溶け出し、
べたつきや変色するなどの悪影響が生じることがあります。
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