大規模修繕工事を施工するには何か特別な免許、資格、技術などは必要ないのですか?
大規模修繕工事の他社見積に関し疑問に思われたオーナー様からこのようなご質問をお受けしました。
A:一般的には必要ありませんが、知識、技術、経験が全く無しでは高い品質は望めません
大規模修繕工事で行う工事・作業は特別難しいものではありません。
が、確実かつ高い品質の施工を求めるのであれば一定以上の知識、技術、経験を必要とします。
ひび割れ修繕、左官工事、タイル張り工事は同じように見えても劣化に至った原因は一緒とは限らず、
劣化の現況を見て劣化の根本原因を探り、その根本原因を根治できるのかも考える必要があるなど、
その状況ごとに判断を求められるケースが多々ございます。
そのような状況判断を適宜適切に行うには、現場監督さんには一定以上の知識、技量が求められることは言うまでも無く、
自分の判断だけでは自信がない場合には、先輩・同僚や建築士などの専門家に相談するという判断も重要になります。
当社は、個人の判断では確証が持てない事案が生じた場合は、
写真や動画データによる一次ヘルプ、現場に出向いて診断を行う二次ヘルプと、
段階的なサポート体制を採っています。
特殊な技術や工法を使うことは、ほぼありません
最先端の技術や特許技術を使うような工事はほぼありません。
電線を切ってしまった、ガス管を破損させてしまったなど、
施工ミスを原因とする緊急事態を除き緊急性のある作業も無いのが通常です。
一般的な技術を使い、経験則で作業できるのが大規模修繕工事です。
それ故に経験の浅い業者でも新規参入しやすい分野ではあります。
業者選定は慎重に多角的視点から判断されることをお勧めします。
大規模修繕工事の施工に必要な免許
大規模修繕工事の施工業者に求められる免許としては、
「建設業許可」が必要となるケースがあります。
請負工事金額が500万円以上の場合には建設業許可が必要です。
例えば屋上防水、外壁タイル張替え、外壁塗装などをそれぞれ別々の業者に依頼するときは、
請負工事金額が500万円に満たない場合が多いので、
建設業許可を持たない業者でも施工できるということになります。
建設業許可を必要とする建設工事
1.建築工事一式以外の工事で工事請負金額が500万円以上のとき
2.建築工事一式の場合、工事請負金額が1500万円以上のとき
現場監督に必要な資格
公共工事の現場監督(現場代理人や主任技術者として従事する場合)は、
建築施工管理技士や建築士などの有資格者でなければ認められません。
しかし民間の大規模修繕工事の場合は現場監督に必要な資格などはありません。
一般的には資格を有している者は建築のことや建築材料に関する知識が豊富です。
複数の現場を経験すると、それなりの知識や技術を習得する機会はありますが、
自発的、積極的に覚える努力をしなければ確実に身につき上達することはありません。
その点、基礎知識を備えている有資格者は、
理解が早く応用を効かせることにも長けています。
状況に合わせどの工法を選択するかなど現場監督は臨機応変な判断を求められる場面も多くあり、
その際には知識と経験が大いに役立つことは間違いのないところです。
作業員、職人との同一の情報共有は不可欠
DX化(デジタル化)の普及と活用により現場管理や品質管理は格段に便利になっています。
当社は工事管理アプリによる工程管理、品質管理、写真管理を行い現場管理の一元管理を実施しています。
また、グループラインで各現場の動静を関係者全員が共通情報として共有する仕組みを採っています。
事務職を含め、だれもがどこでも瞬時に同一共有情報を確認することを可能としています。
現場で生じた不具合、お客様からの指摘事項、近隣住民からの苦情なども、
同一内容を把握し、どのような改善方法でいつまでに実施するかまで、徹底して情報共有を図っています。
東京の大規模修繕工事、防水工事、外装改修工事は、
一級建築士と一級建築施工管理技士とが在籍している
千代田区西神田の東京防水にお任せください
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